父が亡くなりました
父が亡くなりました。五月一日、もう二日になろうかと言う時の急な出来事でした。原因は昨年の初夏から患っていた癌の肝臓への転移、肝臓癌によるものでした。
一日の夜中、母からの電話を受け、その事実を知りました。急いで近場に住む長男と共に父が入院していた病院へ。到着すると、そこには、たまたま見舞いに来ていた父の故郷に住む親戚と、母、次男、そしてベッドで横たわる父がいました。
ベッドを覗き込むと、父は大変穏やかな表情で、まるで眠っている様にも見える程、穏やかな表情で亡くなっていました。
不思議なもので、その時は涙が出ませんでした。涙が出たのはそれからずっと後の事でした。まるで寝ている様に見える父が今にも起き上がりそうな、そんな気がしていたのかもしれません。正直、その時自分が何を考え、どう感じたのかを今でもハッキリ思い出す事が出来ません。
父は65才でした。享年は満で数える様ですので、66才になります。あまりにも若い旅立ちとなりました。きっと本人も、こんなはずでは無いと思っているに違い無いと思います。
父の事を少し書きます。
宮城県出身。八人兄弟の七番目の子供として、今から66年前に生まれました。学生時代はマラソンや野球、ラグビーとスポーツが得意だった様です。高校卒業後、まだ小さな町工場に就職、仕事の事を家では全く話さない父でしたので、詳しい事はわかりませんが、僕が気がついた時には、その町工場は一部上場企業になっていました。60才で退職するまで、その会社を勤め上げました。
時折、お酒が好きだった父が酔っぱらいながら仕事の話を自慢していたのを思いだします。当時は学生だった事もあって、ただただ理解ができず、煙たがっていたのですが、その話の内容を今思い出しても、その壮大さ、斬新さ、奇抜さに驚かされますし、その裏にある父の努力と苦悩が如何程だったのか、計り知る事も出来ません。
週末はゴルフか、パチンコ、家にいればゴロゴロしているだけの父に見えていました。ですが、自分が社会に出てみると、父の事を尊敬せずにはいられない存在になりました。自分も今の仕事は半分以上成り行きでこの仕事に就いたわけですが、それでも自分なりに一生懸命頑張り、自分の仕事や業界にプライドを持って仕事をしています。ですから、父の事、父の仕事にかけた人生の事を思うと、尊敬せずにはいられないのです。もちろん、現場を退き、亡くなった今でも、父の事を尊敬しています。
そんな父の事を今更ながら懐かしく、愛おしく思い、今日から明日からの自分の生き方を考え直さずにはいられない今日この頃です。
Posted in: 個人的なこと
コメントする

